愛犬の病気の予防には、常日頃から飼い主が愛犬の体に触るなど、いつも健康状態を気にしてあげましょう。

犬は年齢とともに胃腸の働きが鈍くなり、足腰などの関節にも老化が進行してしまいますが、肥満や糖尿病といった生活習慣病や、中には精神的なストレス、心の病気なども増えてきています。

犬種別のかかりやすい病気や疾患

犬種別の患いやすい病気

 

狂犬病

 

・狂犬病

 

人と動物が共通に感染する病気(人畜共通感染症)の中で最も恐ろしいと言われているのが狂犬病で、法定伝染病に指定されています。


狂犬病のウイルスは感染動物の神経組織、唾液腺、唾液中に多く見られます。発病した犬の唾液中のウイルスは、咬傷やその他の傷口、擦過傷などから体内に 侵入し発症しますが、まれに空中飛沫を通じて感染する事もあります。

 

・狂犬病の潜伏期間

 

被咬傷部位、傷の大きさ、病毒の強弱、抵抗力、年令によっても異なりますが一般に20日〜90日と幅があります。


被咬傷部位が手足のように脳から遠い場合には遅く、脳に近い程、咬傷が多く深い程、さらに若令ほど早く発症します。

 

また動物の種類によっても潜伏期間に差がある事が報告されています。

 

・狂犬病の症状

 

前駆期

 

狂犬病に罹ると犬は常に不安な様子で落ち着かず、暗い場所を好み隠れたり、睡眠障害、陰鬱状態となり、急に驚いて立ち上がり、しばしば異常行動を呈す症状が1〜2日続きます。

 

興奮期

 

前駆期が過ぎると本格的な狂気の状態に陥ります。

 

鼻先に触れる物すべてに咬みついたり、あてもなくさまよい歩きます。延髄を侵されて呼吸困難の状態となり、しわがれたなき声を発し、水を見る事によって嚥下筋がけいれんするので、渇きを訴えながら水を呑む事もできなくなります。

 

尾を股に巻き込み、眼を血走らせ、開口、流涎、実に悲惨で異状な状態となり、この状態が2〜3日続きます。

 

麻痺期

 

最後には肢もフラフラとなり歩行不能となります。

 

眼は斜視となり左右の瞳孔の大きさも異なり、脱水症状を呈し痩せ衰えて死に至ります。

 

狂犬病は一旦発病すると現段階では治療方法はありません。

 

・狂犬病予防について

 

日本では1957年以降、狂犬病の発生はありません。


2006年まで日本で狂犬病が発症した事例は3件で、いずれも海外での感染です。


狂犬病を撲滅させるため我が国では「狂犬病予防法」を制定し、飼い犬の登録と年1回の予防接種、放し飼いの禁止、

 

野犬の捕獲、輸出入動物の検疫、と国をあげての防疫体制をとっています。

 

しかし一方で世界では狂犬病は広がりつつあります。

 

海外からの犬の輸入は年々増加傾向にあることから、日本でも狂犬病発症の危険が無くなった訳ではありません。

 

狂犬病予防ワクチンも年々改良が加えられ副作用の心配もありませんので、予防接種を受けるようにしましょう。


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